観劇日 3/26

観劇 宝塚大劇場 SS席7列サブセンター

ショーの始まる前の舞台。彩風のA 咲奈のS SとAだけが大文字なのは何か理由がある?一徳先生の粋な演出でしょうか。

シティハンターぶりの観劇となりました。その間に1月の国際フォーラムでの咲ちゃんの「ODESSEY」の観劇予定が残念ながら公演中止となり叶わなかったので、とてもワクワクして観劇に臨みました。お芝居は和物ということと文庫本は上下2巻の長いお話でデジタル文庫で買ったはいいものの結局読まずに公演初日を迎えました。とにかく咲ちゃん演じる夢さんは江戸の坊ちゃんで親から貰った千両で道楽修行。とにかくお人好しで女性にも優しく、頭が良くて何気なく言った言葉が心に刺さる、気づけば夢さんを誰しもが好きになって、惚れられて、夢さんの一言で周りも動かしみんなが良い方向に向いていく。なんだが、今の雪組そのものを見ているような気もしながら観劇していました。

以前、予習としてスカイステージのお稽古場情報で透真かずきさんが、夢さんと咲ちゃんの共通点として、周りの人たちを自分の流れに感染させる力を咲と似たところがあるとおっしゃっていました。咲ちゃんの物腰柔らかで、一人っ子独特のマイペースに周りはいつしか虜になり、引き付けているんだなと感じた上級生からの一言でした。

さて、本題のお芝居やショーの観劇感想をこれから感じたままにキャストはランダムに書いていきたいと思います。最後までお読みいただければ嬉しいです。

彩風咲奈:夢介

プロローグの登場が春の桜満開でパッと明るくなったところで登場して、その後も何回か同じ歌を歌うのですが、たぶん1曲しか歌っていないんじゃないかなというくらい、同じ曲を劇中で何回か歌っています。さすがは和物の雪組で咲ちゃんは何回か経験していますので、セリフの言い方や身のこなしは全く違和感がないです。話し方も最近のお芝居では無かったようなゆっくりで声を張り上げるのは終盤の1シーンくらいで、喉を傷めていた2公演前のfffのようではありません。安心!!先ほど言った終盤の1シーンでは急に夢さんから彩風咲奈になる瞬間がありますので、皆様ご注意を!エロさ爆発の大人の彩風で瀕死します!あーさとの絡みも多いのですが、今回から雪組組替えの和希そら君との絡みもお芝居・ショーともに多いように感じました。咲ちゃん自身も、「そら」と呼んでいて組替えの緊張もある本人のことをなるべくほぐそうとしているようです。身長差はありますが、ダンスがキレキレッのそら君と手足の先までふんわり軽やかに踊る咲ちゃんとのデュエットも良いです。

朝月希和:お銀

本当にこういうお役が似合います。本人はもっとしっとりしたお役をやりたいと思っているかもしれませんが、度すの効いた声も出せますし、何だが幸薄い(すみません・・・。)感じの雰囲気と咲ちゃんのお役に思いを寄せて、ヤキモキする役を上手に演じられていました。希和ちゃんも和物の経験があるようで、ない?花組時代は分かりませんが、望海風斗さん時代の和物では、確か回想シーンでの登場だった気がします。そら君と96期で同期なんですよね。夢さんとお銀が暮らしている部屋ではそら君とお芝居をする場面が多くあり心強い同期がいて良かったね!と感じることろでした。ショーでは、お披露目ほどハードなダンスもなくお衣装も軽めでこれまた良かったねという感想です。お披露目は本当に重たそうな衣装を着られて激しく踊っていて千秋楽は少し疲れが表情にも少なからず見えて心配でしたから。色々歌詞で考えちゃったりしますね。中村一徳先生は歌詞もなんか意味がありそうで、、希和ちゃん次の一本物で退団しないかね?と感じる瞬間瞬間はありました。

朝美絢:総太郎

この顔、この声、この目ヂカラ!文句なしのカッコよさですね。まぁ前回のミックに続き、何だかカッコいいのに惜しいというお役で新たな朝美絢を開拓している感じです。2番手としてガッツリ悪役のようなお役に恵まれたりするといいなと応援したくなる存在です。あーさは咲ちゃんからもよく言われていますが、本当に真面目な方のようですね。真面目さ故に考えすぎて落ち込んだり、そこからまた這い上がったり、そういうストレートさがカッコいいけど憎めない総太郎のお芝居によく表れていたなと感じます。ショーでは一徳先生の独自のショーの構成があり、2番手位置としてはもう一押し、押し出しが強い場面があるとよいなと感じた次第です。今回はそら君が異動後でフォーカスもありましたし、綾凰華ちゃんが退団するので銀橋のシーンを2つもらっていたりで場面としては少なかったように感じます。

綾凰華:悪七

素顔の可愛いあやなちゃんがひとたび、お芝居となれば本当にあやなちゃんを感じさせないほどの声に力があるお芝居をする子だなと最後で魅せられてしまいました。始めは、一つ目の悪の集団として咲ちゃんに肩と肩がぶつかり喧嘩になるところから、ことごとく悪行には夢さんと鉢合わせ「またお前か~!」というシーンが面白かったです。最後はやっぱり暖かい夢さんの包容力に引き込まれて夢さんに土下座するという一番このお芝居で成長が感じられたお役なのかなと感じました。ショーでは一徳先生と一緒に歌詞を考えたと言っていたので、宝塚に出会って、最後に得た雪組の愛と、感謝を胸に未来への希望を歌っているあやなちゃんが泣くのをこらえているような表情や自身に満ち溢れた表情など沢山感じられる瞬間でした。咲ちゃんを本当に慕っていて、壬生義士伝の頃は親子として演じていますし、咲ちゃんの全ツお披露目では2番目として咲ちゃんとのお芝居・ショーの共演で本当に幸せだったと言っていますし、咲ちゃん自身も「あやな」と呼んで可愛がっている姿を何度もスカステなどで観させてもらったので、卒業はさみしいですが前を向いているあやなちゃんが素敵でした。

縣千:金の字

正直、お芝居の終盤まで印象に残ってなかった縣くんなんですが、最後の最後に粋な姿を魅せてくれました。ショーではソロの場面が2つほど、プロローグの後に野々花ひまりちゃん率いる娘役さんたちの中でピンクの衣装でキレッキレに踊っていたり、咲ちゃんとのデュエットも少し、オーロラの場面でも少しソロがあったり、結構場面の中で目立っていました!

諏訪さき:斎藤新太郎

お芝居は縣くん率いる仲間とのお芝居が多かったですが、諏訪さんについて書きたいのはもうショーですね。中詰めの銀橋での組長と副組長との3人での場面で真ん中で歌の場面を貰えて本当に良かった!衣装が背中にシルクのマント風になっていてクルッと回る度にふんわりする衣装のさばき方が雰囲気に合っていて小さな瞬間でしたが感動!!ひそかに応援しているんですよね私。歌もうまいし、背も高いし、ビジュアルも結構好きなんです。下級生の縣くんに抜かされちゃっている形にはなっていますが、自分の強みを生かして長く頑張ってほしいです。

夢白あや:お糸

お芝居に関しては、若い、か弱い、おとなしい、百変化ができるような可能性を秘めているというかトップ娘役に向けて準備万端、トップ待ちといった雰囲気でした。ショーでは、野々花ひまりちゃんと対称の場所であったり、ロケット前の場面ではソロパートがあったり、これまた歌詞ではシークレットな愛、告白などトップ目前のような歌詞でした。この子は今が旬な気がします。咲ちゃんの後妻でもいいですし、どこかの組のトップ娘役の座が空くならば異動した方が旬を逃さずにいいような気もします。

By 7motomiya

宝塚を好きになったのは高校生の時、周りに宝塚好きの友達の影響で好きになり轟悠さん、春野寿美礼さん、水夏希さんとファンを経て数年ブランクが開いた後に雪組:彩風咲奈さんの出演「Greatest HITS!」で沼に落ちファン熱人生最大値に到達しようとしています。観劇は年に数回、咲ちゃんの出る公演は数回遠征はします。雪組ファンに見えますが、特に贔屓組はなく観たい演目があればどの組でも観に行きます。

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