観劇:ライブ配信
観劇日:2月8日

今日は、雪組公演「fff フォルティッシッシモ〜歓喜に歌え!〜」の観劇した感想を書かせていただこうと思います。
ちょこちょこネタバレも含んでいることもあるかもしれません。
あと、自分が好きなポイントを自分勝手に書いてます。ご理解いただけますようよろしくお願いします。

まず、ライブ配信なので決まったアングルでしか見られないというデメリットもあるのですが、メリットもあり個人的な感想とすればオペラグラスをいちいち使わなくてもキャストが近くで見れるのでオイシイ。しかも、目がいくつあっても足りない端から端も劇場の空間の広さよりもテレビの範囲なので首が痛くならない!その点気が散らずに話に集中できました。

つまり、「メリット多し!」です。

では、早速感想を書いていきたいのですが。

最初に書くべきは、「オープニングがカッコいい!」おそらく、天国の世界にヴェートーヴェンが行く前に、すでに3人(左からテレマン:縣千くん、モーツァルト:彩みちるちゃん、ヘンデル:真那春音さん)が扉の前で後継者をつれてこいと言われて「後継者って誰?」ってとこで爆音と映像がど迫力!
そこから、望海さんがオケピで後ろ姿から指揮を振りながらナポレオンとゲーテの名前を言った後に左右のせりから、これまた上手から咲ちゃん、下手から翔くんが背中で登場して振り向きざまにスポットライトという感じでして、これだけで1,500円くらい払ってもいいくらいの価値あるオープニングの始まりです。

オープニングの全体の感想では、セットに立体感があり回転している柱と柱からキャストが登場したりして動きがあって楽しい。退団されるひーこさんのダンスが見れたり、望海さんの喉はどうなってるんだ?と思うほど引き込まれる歌唱力だったりとやはり今の雪組は層が厚いんだなと感じました。

登場順で、オープニングおわってすぐにベートーヴェンに抱きつく女性を演じるのは宙組から異動してきた夢白あやちゃん。
お綺麗な子ですね。登場シーンはそんなに多くはないのですが、婚約者がいるのにベートーヴェンと恋を密かにしている切ないジュリエッタを上手に演じていました。

この時にすでに耳の異変を感じているベートーヴェン。
この後に、皇帝たちと引き合わされ歌を捧げろと言われるも、捧げたい人はすでに決まっていると言った相手がナポレオン・ボナパルト。咲ちゃん登場!拍手!

このパリ革命の戦闘から、ナポレオンの為人を演じて、銀橋で1曲、最後はナポレオンを支持するベートーヴェンと銀橋の左右で歌って終わりなんですが、咲ちゃんの魅力たっぷり詰まっていて嬉しい。
まず、咲ちゃんのコスチューム最高に似合う。上背があるのと、貫禄がでてきたなと感じるくらいガッシリ見えてとっても大きく見えました。あと個人的に咲ちゃんの声が好き。
また、銀橋で歌う歌詞とナポレオンは咲ちゃんに「あてがき」感たっぷり。志す場所は今からは程遠いが今はオレに従え!って。そのあとに望海さんも、今は彼に従えって歌うところが世代交代する雪組を表しているかのようでした。

謎の女 きいちゃんがオケピから登場するのですが、スカステのステージドアなどでの映像でチラッと見てたんですが衣装が可愛い!帽子かぶっていたり。また、中盤でピンクの衣装にエプロン。謎の女はベートーヴェンの創造物?、幻聴?もっと硬い女の人の役かなと思っていたけど、どこさ可愛らしさを表現するのが下手な女性?ってところや、自立していて、ズバズバものを言う物おじしない役作りなど、きいちゃんにあてがきな部分は沢山あり面白い役でした。

ベートーヴェンの故郷、幼少期、青年期も少し書いていくと、ベートーヴェンが親に殴られるシーンからの3人(ロールヘンの幼少期:星南のぞみ。後にベートーヴェンが恋をしていたロールヘン:朝月希和ちゃんに変わります。当時は医者を目指している家庭教師のゲルハルト:朝美絢さん)。朝月希和ちゃんは朝美絢さん結婚して最後は亡くなっちゃうんですが、落ち着いた女性を演じていました。ゲルハルト:朝美絢さんは爽やか男子がよく似合う!軽い伸びやかな歌声も役ととても合っていました。普段や最近の役ではオラオラ感が強かったですが、無くてもちゃんと朝美絢さんでした。あとは、ベートーヴェンの幼少期の野々花ひまりちゃん。娘役さんですが、悔しさとか怒り、悲しみをうまく表現していました。青年期のヴェートーヴェンは彩海せらくん。音楽家がどう生きていくか。自らの書きたい曲で平民は音楽を聴く。貴族に頼らず生きていく。「ゲーテやナポレオンも目指している人間の時代」を強く歌にのせて演じてました。

だが、ナポレオンとベートーヴェンにもすれ違いが。ナポレオンは皇帝になったのがベートーヴェンには許せなかった。そこで、ベートーヴェンは決意新たに「音楽でやれ」ということを。そして、人間が目指す新しい世界をどちらが早く目指せるかナポレオンに宣告(ナポレオンがいないところで)しかし、耳は確実に聞こえなくなっている。

ナポレオンがゲーテを呼び出し、助言を求めている場面。彩彩〜!しかも高い場所苦手な2人。真剣な話をする場面でしっかり柵を手で握っている2人が可愛い。そして階段降りる際は壁にちゃんと手をつけて壁にくっつきながら降りてるナポレオン?咲ちゃん?笑と思ってしまいました。

ゲーテとベートーヴェンの場面も少し。自分の曲を聴いてくれたか?と感想をゲーテに詰め寄るも、「あなたは本当に歌いたい曲を歌っていますか?」とまだ見つけていない真実がある気がするとベートーヴェンに言うゲーテ。この場面も望海さんへのまだやれる!という言葉のような気がして、色々思うことがありました。

翔くんのゲーテ!文学家で未来を冷静に見据えている、ベートーヴェンもナポレオンもゲーテの心を聞きたがっている。きっと3人は違う環境にいるが全てつながっているのだなと感じました。自由主義者として有名なベートーヴェンもナポレオンが勝ち続けているから守られている身であり、自由であり、それをゲーテは何もかも分かっている。相手が誰であろうと忖度な発言はしない、ある意味裏表のない人。だからみんなから頼られるのかな。翔くんそのものな気がします。

ついに、ナポレオンは負ける。

そして、メッテルニヒがついに立ち上がる。文学への検閲を強化・音楽はただただ民衆を慰めろと。ここでもずっとベートーヴェンのパトロンとして援助してきたルドルフ大公:綾凰華ちゃんは抵抗する。綾さんも出番は多くはないもの、パトロンとして支えてきたベートーヴェンを最後は悔しくも手放してしまう役をされていました。

そして、ベートーヴェンは耳が聞こえないことが世間に知れ渡ってしまい、孤独になってしまったことで故郷に帰ろうを決断をする。そして、ロールヘンの死を知って更にどん底に突き落とされて倒れているところを雪降る中、ナポレオンに救われる。ナポレオンとはここで初会話になるんですかね?お互いの目指している世界は違えど、戦争と音楽は似たところがある戦術と旋律。そして分かり合えた二人って感じで最後はナポレオンが打たれちゃうんです。

最後に謎の女の存在。「運命」という歌。

そして、みんな白い衣装に着替えて大合唱で「忘れないで」と連呼。最後はほっこりっていう場面でした。

以上でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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By 7motomiya

宝塚を好きになったのは高校生の時、周りに宝塚好きの友達の影響で好きになり轟悠さん、春野寿美礼さん、水夏希さんとファンを経て数年ブランクが開いた後に雪組:彩風咲奈さんの出演「Greatest HITS!」で沼に落ちファン熱人生最大値に到達しようとしています。観劇は年に数回、咲ちゃんの出る公演は数回遠征はします。雪組ファンに見えますが、特に贔屓組はなく観たい演目があればどの組でも観に行きます。

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