観劇日:9/13 13時公演
観劇:ライブ配信
チケットは友の会で当選して購入していたものの、観劇に行けるのか半信半疑でしたがコロナの感染者数が当時落ち着いていない状況でしたので、観劇を断念しました。非常に残念ではありましたが、ワクチン2回目が済んだ段階で東京公演の時期なので必ず生で観劇はしたいものです。まずは宝塚の千秋楽公演のライブ配信の感想を書いていきたいと思います。
咲ちゃんのファンなので今回のお披露目公演はどれほど楽しみにしていたか!!しかし、シティーハンターってなに?ってことで漫画をしらない私にとってはちゃんと物語を理解できるだろうか?と心配ではありましたが、配信前にキャトルレーヴオンラインで舞台写真も買いましたし、ルサンクも買ってビジュアルや大まかな前情報は掴んではいました。
全体的な感想としては、咲ちゃんを始め希和ちゃんなど主要キャスト以外にも下級生の隅々にいたるまで役どころがはっきりしていて皆大活躍!っというところ!もちろんセリフもありますし、沢山見どころがありました。シティーハンターを知らない私にとってものとても楽しめた公演でありました。雪組は漫画原作の公演を何回かしているということもありビジュアルをよく寄せているなと思いました。宝塚を始めて見るというお客様もいらっしゃると思うので新しい顧客の取り込みたいところですよね。
ではさっそく、キャスト別の感想になりますが感想を述べていきたいと思います。
彩風咲奈:冴羽獠
スカイステージの組長さんとのトークで、「見たことのない咲ちゃんが集合日からいた!」と言われているくらい、おふざけ7~8割くらいの冴羽獠と銃をもつとキリっとした表情とキレッキレのターンがカッコよくて、演技の緩急がとってもよくて、彩風咲奈ではなくて本当に冴羽獠として生きていました!スタイルも2.5次元スタイルで小さな配信画面でも見惚れてしまうほど。おふざけの時の声がくすっと笑ってしまい、フニャっとした感じと言葉使いのチョイスが面白い「バカヤロウ」と言うところを「バァロウ」とか、力んでいないところが良くて、トップお披露目のプレッシャーを一人で抱えていることなく、希和ちゃんやあーさやあやなちゃんやあがちんなど仲間の関係がとてもリンクしてすごく落ち着いて演技できているんだなと温かい気持ちになりました。演技終盤に、亡くなった本当の父母の代わりに父として慕っていた海原との関係は複雑ですが、最後に撃ったあとに海原から「憎いか?」と聞かれて「いいや。」という表情が横顔だけでしたが、とても複雑な関係ではあったが父を撃たなければならなかった葛藤の感情が感じ取れて素晴らしかったです。
朝月希和:槇村香
こういうボーイッシュな役を始めて見たのですが、声にも出せていてとっても似合っていました!咲ちゃんと3期差というのも良い影響をしているのか、冴羽獠のパートナーとして、そして男にいつも間違われてしまうキャラクターを上手く演じているなと思いました。しかし、たまに見せる女性らしい表情も良くて肌ツヤがいい!やっぱりタカラジェンヌだなと単純な感想ですみません。物語の終盤で兄の仇としてジェネラルを撃つ場面があって、幽霊の兄に見守られて銃の狙いを定めて撃つ!という場面がうるっとしてしまいました!とっても良かったです。物語では説明はされていませんが、香は本当の妹ではないとのこと。槇村の父親が追跡中に事故死した犯人の娘を引き取り、槇村の妹として育てられたというところがすごく奥深いなと感じました。
朝美絢:ミック・エンジェル
獠の初代パートナーという旧友の中で、アメリカ人の役で日本語がすこし可笑しい。獠とは違うおふざけのキャラクターでアメリカ人を演じていました!セリフを発している以外にも小芝居もアメリカ人らしくて目を引く存在でした。あーさ本人のことについて書くと本当に声がよく通るな~歌が上手い~と頼もしかったですし、咲ちゃんとの相性もスカイステージトークでも見ていると仲が良くていい関係なんだなと感じます。演技の終盤では話の展開のキーパーソンのような存在でした。
綾凰華:槇村秀幸
獠のパートナーでジェネラルに演技のプロローグ後すぐの撃ちあいで殺されてしまう槇村ではありますが、その後は幽霊としてみんなと会話をする役というよりもストーリーテラーのような存在だけど、ところどころで獠はやっぱり槇村のことを想っているし、香に「槇村はこんな失敗はしなかった。」など獠も槇村の死をひっぱっていて辛いなと思うことも。しかし、最後まで結構コミカルな場面からシリアスな場面など多方面で舞台に出ていました!最後に獠にアメリカに行ってしまう香について「香をよろしく!」というところは本当に会話を交わしているような獠との関係も良かったです。
縣千:海坊主
獠とは旧知の中で、年齢不詳?な点もありますが獠からは海(うみ)ちゃんって呼ばれていて戦い事に強いことは見ていてわかるのですが、ネコに弱い!(笑)だいたい喫茶店の場面でのお芝居が中心になるのですが、皿を握力で割ってしまうところや、アホの政にお客様のおもてなしについて伝授しているお芝居は本当に笑いました!本人も新人公演では主役を務めていて、その時に言っていた言葉が本公演ではほとんどサングラスをしているので客席が本当に見えないらしいです!お芝居の終盤ではサングラスを一回取るというか取れてしまうシーンがあるのですが見どころです!
以下は私の気になった子をランダムに書いていきます!
彩みちる:野上冴子
もう、本当に演技がお上手!って有名ですよね!今回はお色気満載のキャラクターですが、警察官という指名感もあり、槇村秀幸の警視庁の同僚であり、力強さも感じました。野上3姉妹の長女らしさもあり、獠とはお色気の関係がフォーカスされていますが、奥深さには獠としても冴子の警察官として一目置かれている存在なのかなと感じます。とってもスタイルが良くて咲ちゃんとの絡みを見ているとお似合い~でした。
諏訪さき:政
アホの政という名の通り、この公演の中で一番見ていて楽しい役でした!今考えてもの思い出し笑いをしてしまうくらいの弾けた役でした!見どころは葉子さんが大好き過ぎて結婚したい気持ちを身体を揺らして、ジャンプして表現してるところや、 獠の支払いのツケをことごとく背負わされるところ。文句は言うけどちゃんと働いているところもまた愛らしい!こんなアホな政を演じられていましたが、お歌が本当に上手な諏訪さんはショーでは終盤の男役群舞前にソロの歌を披露されています。お上手です!
彩海せら:小林豊
最初に豊が登場する場面を見て感じたことはオーシャンズ11のラスティみたいな親の七光りで落ちぶれて非行に走ってしまう役で、若手ホープが与えられそうな役だな!と感じました。せらくんも演技派ですよね。常に親のせいで!俺はこんなになっちまった!って怒っている役で大変だったと思いますが、うまく演じていたと思います。
夢白あや:アルマ王女
7歳の少女のセリフから17歳の女の子を演じるという点で咲ちゃんからもトークで「あやちゃんが等身大のように頑張って演じてくれているので、守ってあげたくなる」と言わせるくらい。7歳のアルマ王女のセリフは一つしはありませんが、本当に7歳のこどもが言っているみたいに可愛かったです。あとは、常に獠に恋をしているところ。誘拐と見せかけて獠の車に忍び込み大人を翻弄していく面白いシーンから咲ちゃんとの夜景の歌の場面は若いけどしっとりと感情をのせていて良かったです。
希良々うみ:野上麗香
お色気野上3姉妹の次女で、香と一番バチバチ火花散らしているイメージで、劔会に乗り込んで白状してしまう注射をぶち込む役など面白かったです!
以上、感想を最後までお読みいただきありがとうございました。チャンスを伺って東京公演はぜひ観劇できたら比較など付け足していきたいと思います。