観劇:御園座・ライブ配信(U-NEXT)

観劇日:2/12・2/16・2/19(ライブ配信)

愛知県に宝塚歌劇団がやってきました!しかも推しの組が観劇できるなんて、観劇日が1日では足りるはずもなく、2回行ってきました。今回の公演は彩風咲奈さんと夢白あやさんのコンビのプレお披露目公演としてやはり咲ちゃんの2代目のお嫁さんとしてなった夢白ちゃんと咲ちゃんのお芝居や歌、ダンスの相性がファンとしては気になる公演でもあり、初日が空くまでドキドキ・ワクワクした感じでしたよね!私は、スカイステージのタカラヅカニュースでこの公演の初日より前にスカナビTALKというコーナーでオフの素の咲ちゃんと夢白ちゃんのコンビトークを少しばかり見る機会があり、トークのテンポがよく、咲ちゃんも変わらず早口トークで(笑)。それに、夢白ちゃんが大きく頷いたり、手ぶりで咲ちゃんに同意したり、10期差を感じさせないお互いが歩み寄っている関係性なのかなと感じました。上級生が下級生に話かける感じでもなく、下級生が上級生に猫被った話し方でもなく本当に対等な関係に見えてスッとこのコンビトークの安心感がありました。

そんな前情報からの公演観劇となった訳ですが、1回目は下手側から、2回目の観劇は上手側からとほぼ13列目付近という場所で観劇しましたが、個人的には上手側の方が咲ちゃんと夢白ちゃんの絡みがよく見やすいかなぁという印象です。しかし、結構舞台中央で座って演技するとかっていうシーンもあるので御園座特有の座席が後方に向かって緩やかな坂なので結構前の方の頭が邪魔で見れません(涙)そういう意味では、大劇場ではあまり2階席は買わないのですが2階席の方が良かったりするかもしれません。観劇後に感じたざっくり感想としては「さきあや」コンビおすすめ!相手役が違うだけで、こうも咲ちゃんの印象が変わるか!といった感じです。まずは、身長と体格差が結構理想で、夢白あやちゃんがすごーく華奢なので咲ちゃんと並ぶとさらに体格差が男女!!そして、咲ちゃんの研16でこれまでの真ん中経験も十分な経歴なので安心感が自然と二人の立ち姿からも感じられて夢白あやちゃんを包み込む感じが垣間見えて良いです。そして、あやちゃんも10期差を感じさせない堂々とした姿で熱量も感じさせる程でした。歌劇の演出家を交えたトークでも咲ちゃんが夢白ちゃんのことを「あやちゃんは、突っ走り系」と表現されていたり、スカステの初日後の突撃レポートでも「お披露目とは感じないくらい、楽しそう!」と言っていたのでそれも、安定したトップさんの横にいれるからこその夢白あやちゃんだと思いました。

前置きが長くなりましたが、今回もランダムに感じたままに、書いて行きたいと思います。

クライド・バロウ:彩風咲奈

今回の全ての衣装において優勝!!スーツも3着ほど着替えていてアウトローな感じととても合っていました。特に感じたのが、第1幕の衣装が若者のアメリカンな衣装で少しワンスアポンアタイムインアメリカを思い出させるような見た目ですがそれよりもカッコよく着こなしていました!そして、咲ちゃんこういう若い少し擦れた役が本当に似合う!強さと女の子に弱い甘え上手な感じも夢白あやちゃんと10期差も離れていると思わないくらいで。特に好きなシーンがボニーと初めての夜にボニーの家に行くのですが、ボニーママが同居していると初めて知った時の慌てようが何とも可愛さもあって面白かったです。こういう演技がとても上手!そこからボニーとイチャイチャする場面も推味が増して夢白ちゃんとの体格差がきわちゃんの時よりもある気がしてより男子でした。ボニーにメロメロでホテルでの喧嘩シーンでもホテルを出て行こうとするボニーを追いかけまわして、抱き着いて、歌って喧嘩して、キスされて脱力するっている・・・(笑)なんか最近の咲ちゃんのお役では無かったようなお役かなと思います。また新しい咲ちゃんを見た感じです。歌も結構歌っているのですが、最近では珍しく高音ボイスで歌っています。夢白ちゃんとの声の相性も良い感じでした。若さゆえの突っ走る感じがこのお話の中で、恋愛が色濃く描かれていてそこに家族愛やその時代に生きる苦難さなど衝撃的な結末な実話ですが、この公演はそんな衝撃はあまり感じず楽しく観れました。

ボニー・パーカー:夢白あや

こんなにも夢白ちゃんが役を演じている姿をじっくり観ることは初めてという感じで、最初は咲ちゃんとの相性はどうかな?とかどういうセリフの言い方とか表情の癖があるんだろうとか気になっていたのですが、咲ちゃんとの相性は何となくわたしはまだピッタリ!とまでは言えないかなという公演を3回見て思った感想です。まだ組んで1回なのでこれからもっと見守っていきたいなという感じです。夢白あやちゃん単体で観た時に本当に華がある子だなと思いました。舞台度胸もあって、咲ちゃんからも「あやちゃんはドーンと構えている感じがすごい」と言われて本人がもちろん咲ちゃんやみんなに追いつこうと必死で頑張っていると思うのですが、そのテンパっている姿が見えない分やはり度胸のある子だなと感じました。それは、咲ちゃんとのラブシーンで結構大胆な場面が多い公演だと思うのですが振り切って演技していますし、何よりもお歌がテクニックがあるなと思いました。地声での歌う場面が結構あるのですが、宝塚の娘役さんっぽくない歌い方というか、ちょっと元月組トップ娘役さんの美園さくらちゃんを思い出させるような歌い方をしますね!女優・歌手を目指してるお役にとても合った歌い方をされていたと思います。あと、意外に身長がもっとあるかなと思ったのですが咲ちゃんと並んでいると顔が咲ちゃんも小さいのに、さらに小さく見えるので実際めっちゃ小さいと思います!そういった意味ではビジュアルがコンビとしてすでに成立しているように感じます。

クライド・バック:和希そら

そらくんは本当にナチュラルな演技をしますよね。本当に歌も役も力が入っていない感じで、よく咲ちゃんたちに「いい抜け感」って言われていますが、本当にそう感じます。今回は咲ちゃんクライドの兄の役なのですが、兄でもあり相棒でもあり、咲ちゃんクライドもすごい懐いていて、教会のシーンでも仲間たちからも慕われていて、もちろん妻のブランチとも愛し合っていてブランチが結構感情が揺さぶられて心の声むき出しなのですが、それをいつも落ち着かせる役というか。ただ結構切ない役かもしれません。そらくんもナウオンでも話していたのですが、最初役としてどうあるべきか悩んでいたけれど、次第にバックとしても人生に悩んでいるのといい感じでリンクできるようになったと言っていたのですが、弟のクライドとは真逆で、妻もいて幸せだし、妻に促されて刑務所に戻り模範囚として評価されて釈放されたけれど、何かやってのけたい大きな勇気を求めている感じ。クライドが脱獄成功すれば「やったな!!」と高揚感で喜ぶし、でも最終的には妻ブランチの反対を押し切って弟のところへ向かい結局命を自分だけ落としてしまうのです。最後のバックとブランチのシーンは感動ですのでぜひブルーレイでも必見です。

ブランチ:野々花ひまり

少し、堅物のお役でバックをいかに更生させるかに命かけている感じです。ただただバックを愛していて弟のクライドを含め他の悪い連中とはバックは違うのよ!っていつも嘆いています。ブランチは美容院を経営しているのでその美容院でのお客さんで希良々うみちゃんと有栖妃華ちゃんらとのバックをからめた歌のシーンもほっこり場面で楽しいです。ひまりちゃんもお歌がすごい上手で声量もありよく通る声をしていますので夢白あやちゃんと二人で歌う場面があるのですが、上級生らしく歌をリードしていて良かったです。最後バックが死んでしまうのでブランチは取り残されて切なかったです。

牧師:久城あす

歌のシーンが大きく第1幕と第2幕で見せ場がありましたね。以前体調不良で休演された事がありましたし、復帰後に少し喉の調子が悪いのかな?と思う事もあったので心配はしていたのですがこの公演は本当にすばらしい歌唱力でした!優しい牧師さんというよりは力強い牧師さんで、そらくんが刑務所に戻る前に教会で罪を洗い流すシーンで滝に頭を突っ込むシーンはそらくんも言っていましたが、息づきの暇もなく容赦ない感じで滝に突っ込むので結構面白かったです。

テッド・ヒントン:咲城けい

ボニーの押さ馴染みで現在は警察官。ボニーのことを好きな役。ボニーを守りたいからの行動なんだけど、何かボニーの求めている人とは違い残念な役なんです。咲城けいくんは前回の蒼穹の昴からの組替えですが、詳しく星組時代を知らなかったのですが102期なんですね!持ち味は演技力は確かだと思いまし、歌はまだまだ成長中かな?という感じです。伸びしろを応援していきたいですね。少し感じたのですが星組出身というせいかセリフを言う時の声が礼真琴さんに似ている!と思いました。やっぱり育ったトップさんの素での影響って大きいですよね。

ボニー(少女):愛陽みち

104期!お歌がすごく上手ですね!アニメ声というか子役のこの公演の役にとてもぴったりでした。夢白ちゃんが言っていましたが、みちちゃんは夢白ちゃんの本公演の新公担当で当たることが多かったようでこれから活躍の場が広がるといいですね。

フィナーレについて、お芝居後のフィナーレなので「さきあや」もクライドとボニーのそのまま延長線という感じで踊っているようです。デュエットの音楽は本編には無い「凍てついた明日」で安蘭けいさんが歌っていた楽曲でとても印象的な音楽を咲ちゃんからそらくんへ歌い継ぎ、咲ちゃんとあやちゃんが踊りますが、表情もボニー&クライドで幸せな結末を迎えれたのか、夢の続きを追い求めているような二人で終わり方も遠くを二人で見つめて暗転していく何か切なさもありました。

これからの雪組も凄く楽しみになる公演でした!

他にも書いていきたいのですが、また観劇を重ねたり、記憶がよみがえって書きたくなったときは追加して書いていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

By 7motomiya

宝塚を好きになったのは高校生の時、周りに宝塚好きの友達の影響で好きになり轟悠さん、春野寿美礼さん、水夏希さんとファンを経て数年ブランクが開いた後に雪組:彩風咲奈さんの出演「Greatest HITS!」で沼に落ちファン熱人生最大値に到達しようとしています。観劇は年に数回、咲ちゃんの出る公演は数回遠征はします。雪組ファンに見えますが、特に贔屓組はなく観たい演目があればどの組でも観に行きます。

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